Thursday, May 31, 2012

'70年代アメリカ製 CONVERSE All American デッドストック


ヴィンテージのスニーカーやデニムを探していると、「自分のサイズはないけど、あの人なら履けるかな?」という出会いってよくありますよね。
あと逆に、自分の持ってる物やお店の商品なんかで、「これの小さいサイズがあったら絶対買うのに!」って言われることとか。
Happy Socksなんか、よく言われます。

というワケで、その辺の性別やサイズの垣根を、すこしずつ取っ払っていくことにしました。

『彼女・妻子向けセレクト』とでも言うのか、いわゆるボーイズサイズの展開をスタート。
もちろん、女の子が自分用に買うのもアリです。
独身男性の観賞用購入も当然大歓迎ですよ。

このたび入荷してきたのは、CONVERSE(コンバース)の1970年代製キャンバス・スニーカー、『All American(オールアメリカン)』。

同時期のコンバースに『Fast Break(ファストブレイク)』っていう有名なモデルがありますが、それの後継というか、名称変更モデルにあたります。
ちなみに『Fast Break(ファストブレイク)』は、『Surefoot(シュアフット)』の名称が変更されたモデル。
なんで同じデザインで名前を変え続けるのか謎なんですが、権利的な問題とか、イベントがらみ(NCAAオールアメリカン・バスケットボール大会とか?)の何かなんだと思います。

少しあとに、『Fast Break II』っていう、履き口にパッドが付いた進化版も出たりしてるようで、コンバース関係者か、当時のスポーツ用品店のオヤジさんにでも聞かない限り、その辺のリリース時期や順序は正確にはわかりません。

ある書籍によると、この『All American(オールアメリカン)』は1977年の製品とのことです。

……っていう蘊蓄はさておき、単純にかわいい。

Chuck Taylor/All Starより厚めのソールとトゥで、全体的に丸くてコロンとした印象。
当時のアメリカ製スニーカーらしく、結構雑なつくりではありますが、それが何とも言えないヴィンテージならではの味になっています。

箱もきれいに残っています。
青箱ですね。

この当時の、少しボンヤリした印刷技術と、経年によるヤレ感は、復刻のしようがない部分です。

1971〜79年のコンバースの親会社、Eltra社のロゴと、1975年のコピーライト表記により、'75〜'79年の製品であることが推測できます。

インソールのデザインも、'70年代頃までのキャンバス・スニーカーの見所のひとつ。
本来、バスケットボールの試合で履くためのスニーカーだったので、各社が最先端技術をアピールするようなデザインになっています。

稲妻っぽくて、なんかカッコイイ、独特のソールパターン。

なんかテカテカしてるのは、品質保護用のオイルを塗って出荷しているからだそうで、おかげで全く硬化もしていません。
箱の中で薄紙にくっつくような事故も防いでいます。

オイル・レジスタント・ソールなので、オイルのせいで溶けるようなことも起こっていません。

べたつきが気になる方は、乾拭きしてからお履きください。

そんなところに生産国表記が。

全く同じモデルなんですが、シューレースが白いものと、生成色のものが混在しています。
ご希望がございましたら、ご注文フォームの備考欄よりご連絡ください。

現在の基準から考えると、ヒールパッチの取り付け位置とか、ラインの入れ方とか、かなり雑!
でもそこがいい!

ちょっと高い位置のヒールパッチは、履いてて削れることもなさそうで良いですね。

サイドに飾りのラインステッチが入ってるAll American/Fast Breakですが、キッズ向けだからか省略されています。
こっちの方がシンプルで良い気もしますね。オールスターやコーチみたいで。

サイズは4 1/2。
日本サイズの23.5cm相当です。

全部同じサイズで5足ありますので、今なら奥様とお子様のペア履きも可能です。

'70s Deadstock CONVERSE / All American - Red Canvas(デッドストック コンバース オールアメリカン レッド アメリカ製)

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