ここ数年のモダナイズド・ブームで、かなりサイズ感のコンパクト化が進んだメンズカジュアル。
確かにトップスは今さら昔の物は着れません。
着丈は長いし、肩は落ちるし。
リヴァース・ウィーヴのスウェットとか、あらためて着てみると悲しくなりますよ(笑)。
でもボトムスに関しては、一時の股上浅めブームから、ゆったりした定番シルエットに戻って来ている感があります。
ジーパン、チノパン、ペインターなど、ヴィンテージのビッグサイズでも、今風のスッキリしたアイテムとのコーディネートで新鮮なスタイルになりますよね。
この流れで僕たちが注目しているのがU.S. ARMYのベイカーパンツです。
正式にはUtility Trousers(ユーティリティパンツ)。
もっと正確に言うと、Trousers, Men's Cotton Sateen…とかそんな名前ですが、なぜか『ベイカーパンツ』と呼ばれています。
もちろんパン屋(ベイカー)は関係なく、戦闘用のB.D.U.(バトル・ドレス・ユニフォーム)とは別の、普段着・作業着的な位置付けにあるアイテムです。
個人的には6ポケットの軍パンを「カーゴ」、4ポケの方を「ファティーグ」と呼んでました。
どうやら「ファティーグ」派も多いようです。年配の方に…。
と、呼び方だけでここまで話が広がるベイカーパンツ。
でも注目ポイントは別のところにあるんです!
それもまた長くなるので、次回に続きます。