なんか部分的に惜しかったり、とんでもない価格だったり。
でも信頼できるブランドが一つあります。
MWC(ミリタリー・ウォッチ・カンパニー Military Watch Company International S.A.)という、ものすごく直球な社名のこのメーカーは、1974年、ウォッチディーラーとして活躍していたヴォルフガング・オブリグハイメル氏が、当時のローデシア(現ジンバブエ)軍用の時計製作依頼を受けたのを機に、スイスのチューリッヒにて設立されました。
以来、世界中の様々な国の軍隊をはじめ、反テロユニット、警察部隊、航空会社、鉱山会社などへ時計の供給を続けてきた本物のサプライヤーなのです。
現在ではスイスをはじめ、イギリス、ドイツ、カナダ、南アフリカ共和国、オーストラリアなどに拠点を持つ国際的なミッションウォッチのリーディングサプライヤーとして、その地位を確立。
ファッション的な「ミリタリータイプ」の時計とは一線を画す、ツール的なプロダクトをリリースし続けています。
MWC / Genuine G10 Watch G10BH12/24PVD - ブラック
18,360円(税込)
1980年頃からNATO加盟諸国で広く使用されるようになったG10ウォッチ。
MWC社が実際に様々な国の軍や警察部隊に納品している実物のG10と全く同じプロセスで製作したモデルです。
民間用アレンジとして文字盤や裏蓋のロゴ、刻印は変えていますが、特徴的なリューズガードやバッテリーハッチ、ドーム状の風防など、すべてが本物のミッションウォッチ、G10そのもの。
強化クリスタル風防や316ステンレススチール製ケースの細部の仕上がりは価格以上の美しさを持っています。
これが、MWCが長年にわたりG10ウォッチを作り続けてきたメーカーであることの証です。
バランスの良い大きさが魅力のG10ウォッチ。
よく言われるナイロン製の『NATOストラップ』もこのモデルから来ています。
米軍風の12/24時間表記、ブラックでまとめられたケース、文字盤、ベルトも素敵です。
MWC / US Military Pattern Vietnam Watch W-113QTZ - ブラック
8,424円(税込)
ベトナム戦争当時、アメリカ軍が使用していたプラスチック製時計、『MIL-W-46374』。
Westclox、Timex、Benrusなどが納品していたという樹脂製のアレですが、当時のものは「使い捨て」として設計されていて、ムーブメントも基本的に修理不能でした。
あのプラスチックウォッチをMWCが金属製ケースで復刻。
Stocker and Yale社が1985年に製作したものを再現しています。
オリジナルの持つマットな外観、樹脂製ならではの装着感(重量)を維持しつつ、現代的なクオーツムーブメントを搭載。
耐久性、品質を大幅に向上させています。
とにかく軽くて付けていて楽なこのモデル。
33ミリと小ぶりなケースなので、女性にもおすすめです。
MWC / Classic Range Mechanical Watch GG―W-113 - シルバー
35,640円(税込)
MWC社が、あるアメリカ退役軍人組合の依頼を受けて製作した、1960年代のアメリカ軍用時計のリプロダクトモデル。
クラシックな外観ながら、現代的な機械式ムーブメントを採用。
日常生活防水も備えています。
Hamiltonの軍用腕時計っぽいデザインながら、ちょっと大きめのサイズ感が好印象。
小さめの数字の入り方もかなりいい雰囲気です。
アメリカの退役軍人組合から持ち込まれたサンプルを元に復刻したモデルですが、ケースはイタリア製。組立、調整はドイツ国内にて行われています。
さすがMWC。インターナショナル!
並べて比べてみるとこんな感じです。
やはりG10はバッテリーハッチの分だけ厚みがあります。
左2つのストラップはUSタイプの18mm。G10はNATOタイプの20mmのものを使用しています。
極めてシンプルなデザインの時計なので、ストラップをお好みで他のカラーや柄入りの物に交換してみても楽しめそうです。
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