Wednesday, January 28, 2015

SEIKOの掛時計

「時間を知る」という実用面だけで考えてしまうと、今時あってもなくてもいいかもしれない掛時計ですが、壁に飾って、数字のフォントやケースの雰囲気、その佇まいを楽しむアート作品的な捉え方で考えると、欲しくないどころか、何個か持ってて定期的に入れ替えたくなります。

業務用品大好きの僕たちの好みとしては、デザイナーの名前が前面に出てなくて、昔から公共施設で使われてそうな、アノニマスなデザイン。
ヴィンテージではなく、現行で新品が手に入るモデルがいいです。
できれば、ちょっとしたアートやポスター、スニーカーなんかと変わらない価格帯で。

というワケで、こちらの2種をセレクトしました。



SEIKO / スイープアナログ電波掛時計 KX317W
15,120円(税込)

いかにも学校や公舎、会社で使われていそうな、極めてシンプルなデザインの掛時計。
金色で「寄贈」とか書いてあってもおかしくないレベルのスタンダードな見た目ですが、中身は最新の電波時計です。

秒針は静かで滑らかな動きのスイープセコンド。
しかも光センサーによる自動秒針停止機能つきなので、夜間はほとんど無音です。

文字と針はブラック(秒針はシルバー)、その他はホワイトという潔いカラーリング。
数字と「SEIKO」以外のロゴ(よくありがちな電波やクオーツなどの機能を示す表記)が印字されていないのも好印象です。





SEIKO / 防塵船舶クオーツ掛時計 KS474M
16,200円(税込)

「デザインの良いロングセラー&プロユースな掛時計」といえばこちらのSEIKO KS474M。
『船舶時計』、『バス時計』として知られる定番モデルです。
後部にはゴムパッキンで覆われたしっかりとしたフタがあり、湿気、埃が入らない防塵設計になっています。

1964年の登場以来、基本デザインは全く変えず、ムーブメントなどの細部を進化させながら作り続けられているロングセラー。
現行モデルはクオーツムーブメント。
秒針は滑らかに動くスイープセコンドになっています。

カラーは工業用ラックなどによく用いられる淡いグリーン。
深く広がりのあるケース形状、視認性の高いシンプルな文字盤など、レトロな雰囲気と機能美溢れる掛時計です。

No comments:

Post a Comment