comm. arch. / ホールガーメント ニットTシャツ Whole Garment Knitted Tee - 全2色
各17,280円(税込)
前回のカーディガンに続き、今回もニットウェアブランド、《comm. arch.(コムアーチ)》の商品をご紹介。
一見すると普通に無地の半袖ニットTシャツですが、実は1枚のニットウェアを丸ごと立体的に編み上げる、『ホールガーメント』の技術で製作されています。
通常、ニットウェアは、前身頃、後身頃、袖、衿といった別々のパーツを編んだ後に繋げて製作されます。
大量生産品の場合は、カットソーのようにミシンで縫われます。こうなると、縫い目の裏側が非常にゴロゴロします。
英国老舗ブランドのセーターなどは、編み糸と同じ糸で、編み目ひとつひとつを縫っていく『リンキング』という方法で繋ぎます。
これは非常にきれいですが、手間がかかります。
しかしなんと、こちらのニットは、裾リブから編み始め、筒状の胴体、袖、衿のリブまでを、1台のホールガーメント機(無縫製編機)が止まらずに編み上げています。
そのため、縫い目、継ぎ目などの、体へのストレスとなる部分がなく、快適な着心地を実現しています。
サドルショルダーのように見える肩のラインですが、編み目の移動によりデザインとして入れているもので、裏には一切継ぎ目はありません。
前後の継ぎ目もなく、いわゆる『丸胴』状態。
裾にかけて、縦向き→リブ編み→横向きと、編み目が連続して変化しています。
袖口もこの通り。
動画で見るとわかりやすいのですが、まるでプリンターのように、ホールガーメント機から少しずつセーターが出てきます。
無限の可能性を秘めたホールガーメントですが、時間をかけて、ゆっくり1着づつ生み出されていくので、生産性が低く、製品はあまり流通していません。
また、全く止まらずに編み上げるためには、事前の綿密なデザインと細かいプログラミングが必要となります。
日本国内のニット事情を知り尽くした、《comm. arch.(コムアーチ)》ならではの挑戦です。
エジプトのギザ綿、中国の新疆綿と並び、世界三大綿花と称される超長繊維綿、アメリカ南西部産の『スーピマ・コットン』を100%使用。
肌に優しいホールガーメント技術を用いて、あえてカジュアルな半袖Tシャツに仕上げています。
半袖ニットは、今年ブレイクの予感大なアイテム。
最上級の技術と着心地を実感してみてください。
Wednesday, February 25, 2015
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