Friday, June 17, 2016

フランス軍のデッドストックレインコート

全体的な降水量が少ない気がする今年の梅雨ですが、まだまだ雨の日が続いています。
そうなると欲しくなるのが『カッコイイ雨具』。
どこからどう見ても普通のサイドゴアブーツに見える、UMOのレインブーツも、もちろんオススメですが、今回入荷したこのコートもかなりイケてます。

フランス軍 デッドストック レインコート
8,424円(税込)

フランス軍に納入されていた、ナイロン製レインコートのデッドストック。
M43パンツやF2ジャケットなど、ファッション性の高さには定評のあるフランスのミリタリーウェアですが、こちらもなかなかの傑作なんです。


基本デザインは、前ボタンを隠した、比翼仕立てのステンカラーコート。
この時点で、雨具としては十分すぎるくらい洒落ていますが、この本格テーラード感と、ミリタリーらしさ、ナイロン製レインウェアとしての機能的ディテールが、とてもバランスよく盛り込まれています。

肩線の無いドルマンスリーブ。
胸の切り替えから上は、両袖口まで、つなぎ目の無い一枚の生地で構成されています。
これにより、縫い目からの水の浸入を防いでいます。

背中の切り替えは、湿気を外に逃がすベンチレーションになっています。


脇にも小さく三角のメッシュ部分が。
これかわいいですね。

裏側にコーティングの施された、オリーブ色のナイロン素材を使い、裏地なしで仕上げています。
劣化に強いコーティングのようで、ベタつきはなく快適な着用感。
製造から約30年が経過しているとは思えないコンディションです。

裏側の処理も実にきれいです。

雨具だから、と手を抜くことの一切無いデザインセンスに、フランスの底力を感じます。

各所に使用された半透明のボタンもいい雰囲気です。
力ボタンまで同じ色で合わせています。


製造は1987年。
『Warneton(ヴァルヌトン)』がメーカーの所在地で、『SCOWARTON』がメーカー名です。



サイズは92C。
身長176cmのスタッフが着るとこんな感じです。

基本的に色々着た上から着るオーバーコートなので、身幅は広めです。
このちょっとゆったりしたシルエットと、軽い素材感が、かなり今っぽい雰囲気。
シャツやTシャツなど、薄手のインナーに合わせても様になります。


「もしかしたら女の子が着てもかわいいかも?」ということで、身長158cmの女性スタッフも着てみました。
お、いいですねー。
肩線がないので、極端なドロップショルダー感もなく、すっきりしています。

しかもなんと、折りたたんで、付属の袋に収納できるパッカブル仕様。
封筒のような袋のデザインも素敵です。

雨の日のアウターとしてはもちろん、春・秋の羽織ものとしても活躍してくれそうです。

フランス軍 デッドストック レインコート
8,424円(税込)

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