Saturday, July 21, 2012

L.L.Beanのトートバッグ&ラインマンツールバッグ

'70s L.L.Bean Boat and Tote Bag - Red
20,790円(税込)

今日は面白いトートバッグが2つ入荷しました。

まずL.L.Beanのトートバッグ。
'70年代の製品で、ハンドルの幅が狭く、生地の耳に青いラインが入っているのが特徴です。

ハンドル自体も少し短く、この頃はまだ、肩にかけて持ち歩くことを想定していないデザインです。
実際、この大きさのトートバッグに重めの荷物を満載すると、ハンドルはこのぐらいの長さの方が力が入りやすいんですけどね。

本体も、深さがあるのに奥行きがなくて、あらゆる面で現行のトートバッグと真逆の方向性。
だが、そこがイイ!

筆記体ロゴではないですが、「Boat and Tote」の表記が入る前のタグなので、'70年代後期のもののようです。


Lineman Tool Tote Bag
12,600円(税込)

一部で熱狂的人気のラインマン・トート。
電話線などの工事作業員(ラインマン)が、工具や資材を運ぶために使うトートバッグです。
ヴィンテージ愛好家の間では、BELL SYSTEMのステンシル入りのものが有名ですが、実は現代でも細々とアメリカ国内の工場で生産されているようです。

詳しい年代は分かりませんが、こちらもそんな現代版ラインマントートのひとつ。
基本的に作業員に会社から支給される備品のようなものなので、一般に出回ることがほとんどありません。

おそらく、「こっちの方が丈夫だし、折り込んで縫製しなくていいし良くね?」みたいな理由なんでしょうが、元々帆布だったハンドルはナイロンベルトに変更されています。
『道具』としての、ある意味正統な進化。

かなり重い荷物を運ぶためのバッグなので、外側にハンドルが付けられています。
コレがかわいいんですよね。

そして、負担のかかりそうなところ全てに打ち込まれたリベット。
バッグ1つに20個のリベットが使われています。
かなり大型の打ち機がないと、この仕様は再現できないそうです。

ボトムのサイドの三角に折り畳んだところとか、かなりキテます。
推定24オンスの生地が2枚重ねになったボトム部分を、折り込んで折り込んで……って余裕で100オンス超えてるやん!

縫製糸も見たことない太さです。糸っていうより縄みたい。
この辺りも、ファッション性を全く考えていない、『ツールバッグという名のツール』としてのディテールです。

でも、ファッションから離れるほど、オシャレを感じてしまうのは何なんでしょうか?
L.L.のトートも現行より絶対バランス悪いのに、なぜかカワイイし。

この2つの入荷に合わせて、L.L. Beanの'80年代物のデッドストックトートを期間限定20% OFFにしてみました。
というワケで、ちょっとしたトートバッグ祭が展開中。
全て一点ものなので、購入はお早めに!

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